父の一周忌法要で、実家に行っていました。
父が亡くなった去年、3月31日は、満月だったな。
月明かりを頼りに病院へ向かった 夜明け前のあの満月は忘れない。
満月が西に沈むころ、父は旅立ったのでした。
あのお月さんの明かりならじいちゃんも迷わず往けたよね、
と話した日からもう1年。
実家に向かった19日の夜は、スーパームーンでした。
これ以上はない、というくらいの満月でした.
京都から実家のある日本海の街までは2時間、
峠道では雪がたくさん残っていました。
法事も無事に終わり、お嬢と、甥&姪っこつれて海へ。
そう寒くもなく、お決まりの石投げで一息あそぶ
穏やかな海です。
私の 子供のころからの思い出に 必ずある海です。
辛い時も、楽しい時も、ほっとしたい時も 海に来る。
何もないけれど楽しくて 子供たちも もう帰ろうと言っても なかなか。
いつもは子供に交じって石投げて遊ぶ私ですが・・・
複雑な思いで岬を眺めてしまいました。
あの岬の向こうには原発があります。
ここから数十キロという範囲に、6つの原子力発電所があり
原子炉は稼働中が13基。
原子力発電は絶対安全でなくてはいけない、が
そうではなかった。
想定外の事が起こってしまった・・?
いやいや、想定があればこその 場所選びだったでしょう?
この街に、原発があることは
この街が、国にとってどんな存在なのか?
この街の人たちがそれをどう受け止めて暮らしているのか。
どれだけの人が考えているでしょう。
大事な海、大事な街、大事な思い出が
もやもやとした憤りで かすんでいるのが辛いです。
未来が少しでも健やかでありますように。
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