リキッドソープ、そう、液体せっけん。
苛性ソーダでなく苛性カリで作ります。いつもの薬局でお取り寄せ。
ソーパーとして作ってみたかった・・ていうとカッコイイのですが
最近生薬だの何だのやっていて“洗う”という段階でエキスを配合するお試しに
ちょっぴりづつ 色々 たくさんつくってみたい。
リキッドだとベースを作って希釈の段階でアレンジができるし。
生薬だけじゃなく、いろんなリキッドを作って、たくさん並べてニヤニヤしたい〜
が、たぶん本音。
だったと思う。
コールドプロセス(CP)で味わえない気分を、ちょっと味わいたい、
だけ
だった。ともいえるかな。
さて、参考の本は色々あれど、
アルコール加える、とか、85度とか、3時間の湯煎、とか・・・
そう、色々な作り方があるわけです。
キッチンで誰でも簡単に、が私流。
最小限の道具とお手軽感重視。
ココで、
たおさんのサイトのトピック2000年7・8月&本(ホットプロセスでのリキッド製法)も参考に・・
が、最後の湯煎、なんとかならんかな〜(ワタシ、鍋を火にかけたの忘れるもん)
どうしよ
アルコール・・やめよ 温度測定・・しない 湯煎・・なしで直火、
これで決行するザマス
オリーブオイル125g・ココナツオイル100g
ひまし油25g・精製水125g・苛性カリ64g
≪オイルとカリ水を混ぜトレースまで攪拌したあと、高温で保温し
できたマッシュポテト状のものを希釈するという方法。≫
自宅で教室するときもアルカリ水作成は苛性ソーダの空き容器を使います。
危険事項がわかってもらいやすいし、信頼できる容器だから。
オイルを溶かして、カリ水を加えて・・
泡だて器ではありませんが気にしないで、ホントは目の荒い網杓子使ってますが、
壊してしまいましたので、“天かすすくい”です。
実は最近、レシピによって泡だて器と網杓子を使い分けています。
コレがグッジョブ
なのです。偶然の発見、学習歴の賜物とでもいいましょうか。
で、トレース(とろみ)でるまで休まず混ぜる、っと・・・・
が!そのとき!!
ピンポーン
ひえ〜〜〜。誰よ〜〜〜〜。
絶体絶命!!攪拌中止ザマス
来客が去ったのは攪拌中止から10分経過後
どうする!ワタシ。
冷えたタネはちょっとあたため、頭の中はクールダウンしてみた・・。
ま、ええやん!
アクシデントも楽しみましょう。経験値アップにしちゃいましょう。
ココからは時間経過も・・
ちょっと混ぜてみると、ドヨヨ〜〜ン
たねは、失敗した卵スープのようになっています。
失敗かな〜。
放置するって手もアリかな〜。
でもオイルとカリの量的なバランスはOKなのだから
鹸化が進めばいいわけだし、温度上げてみようか・・
アルコール加えるレシピ本もブクブクさせるのが成功のポイントって、、
ブクブクさせてしまお、つまり沸かしてみよう〜
IHなので、直火です。
ボコボコ沸いて怖いです
沸いて混ぜても、スープと混ざる卵ではなかった。
・・・完全放置に踏み切りました。
三時間ちょっと放置。
ふと、覗いてみると、卵部分が固くなってきています。
ヘラで、つぶしつつ混ぜてみると・・・
イケルかも!(どうイケルかは、根拠はありません)
で、またボコボコ沸かしました。
お嬢のお友達が来ていて、3時にはおやつタイム。
ポテチを揚げ始めました。
その後、もう一度、ボコボコ・・・・すると
よっしゃ〜。
じわじわと、固形化したのです。
マッシュになった所でジッパーに入れて、保温箱へ。
が、我慢のない私は、さっそくチョビット希釈しました。
時間とともに溶けてくれるらしいのでほっときます。
途方にくれた一瞬から12時間経過しました。
じわ〜っとクリアになってきました。
ふ〜っ。リキッドに明け暮れた一日でした。
が、またひとつアクシデントに学習させてもらったよ。
リキッド初バッチは、名付けて
新法!グツグツ釜ゆでリキッド!・・・
むむ〜っ??味ないな〜、京都なんだし
鴨川の河原で“釜茹での刑”に処せられた大盗賊・石川五右衛門にちなんで
番外・京のしゃぼん“ゴエモンリキッド”
あ、この製法、良いのか悪いのかは保証の限りではございません。
あしからず・・・
しかし・・・
リキッドを作りつつ、なにか気持ちに違和感を感じ、
色々と思うことがありました。
この苛性カリが尽きたら、もうリキッドは作らないかも・・・たぶん・・
ちょっと長くなったので、
その後のあれこれは、 またね・・・・。
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