@まいほーむ

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ソーパーとして知っておくこと

石けんをたくさんアップしていますが、自宅用はたまにしか作りません。

ブログの中にもいろんなメッセージを載せてきたつもりですが
ソーパー仲間、講師仲間、先輩講師との話でもいつも出ていることですが
世間の空気として ちょっとふつふつしてきた事があるので
あえて、書いてみます。

あ、でもこれは、誰をさすとか、どの事例に対してモノ申す という事ではありません

そして
今に始まった事ではありません。
流行が繰り返されるように 数年周期で わきあがっては鎮まり を繰り返してきたことなので
ああ〜あの話ね〜。知ってるわかってるよぉ〜って思う
ベテランソーパーさんもきっと多いことだと思います。

****
良く聞かれます。
「ママさんの石けんは 何で売らないの? デザインもきれいだし売れるよ。」  

ありがとね、でもね 答えは
 「私の石けんは 売りものじゃないのよ〜。」

私が自宅で作る石けんは、販売や譲渡をして良いもの ではないのです。

手づくり石けんの販売については
先日連載してくださった たおさんのブログでのダイアログ
その、1回目で石けんの販売についてを、ゆみこさんと対談されていますので
参考になるかと思います。

私も石けん作って何年もなるので、いろんなご要望もあり
大丈夫なつもりで いろんなことしました。
でもその つもり って軽い感じでしたね。反省。

自分の時間の中でたくさんの情報を集めてきたこと、そこを踏まえて
  大きな反省もあり

答えは 売ったり譲渡してはいけないなら しません、です。

だからごめんよ、
今のところ
私が作った石けんは ウチにしかありません。


ここまでは、すなおな気持ち。

***********

えっと、具体的に   (赤字はリンクが入ってます)

どういう事を守らなくてはいけないかというと 

まず、販売について

肌に使う石けんは 厚生労働省の管轄 薬事法があります(薬用石けん・化粧石けん)
販売には化粧品製造販売に関する許認可が必要。

最近、集団訴訟で話題になった お茶のせっけんの報告もここに あがっています。
この報告書じっくり読むと、洗い流すものとは言っても配合物の怖さがわかりますね。
何でもアレルゲンになってしまう。

台所用・洗濯用 の雑貨の場合は  消費者庁家庭用品品質表示法
内容を読んでわかる通り、脂肪酸ナトリウムの含有率の検査を受けて
個体表記する義務があります。
(個体表記 個々に、表から見えるように記すということですね)

いずれにしても 付記事項として
表示者名と住所または電話番号を明確に表記することは必須なのですね。
個人情報だけど きっちり書かないといけない。


薬事法に基づく認可を取るのは大変です。
なので、台所用・家庭用雑貨と書いておけば比較的簡単に売れるのでは?
という いいわけ が生まれているようですがどうでしょう、。。残念。


法規に関する学習会でも指導がありました
『体に使う事を想定して作成したレシピと明らかにわかれば、台所用とかかれた偽装化粧品、
と判断される』
『脂肪酸含有率の表記もなしに、原材料としてオリーブオイル・シアバターなどなどと書けば 
肌への優しさを思わせている 黒でしょう。』 


ほかにも 違法行為だと判断され、指導を受けた事例をあげると
ブログなどに肌に使うことを書いておきながら、ネットショップにリンクして
台所用雑貨 として販売していたら だめ。

自治体によってはあえて、肌に使わないように表示を求められることもあります。
肌に使うものではないのに 
『パッチテストをしてください』 は まず肌に塗ってね という事なので、NG。

指導を受けたことで、本業に傷をつけてしまった とても残念な例もある。

「自己責任で使って下さい」
と書いたとしても、トラブルがあれば 製造者責任を問われます。


今や開店は簡単で、ネットショップにすれば数時間で準備は整います。
ただそれは、開店した以上、安易なお店屋さんごっこではなく
社会に飛び出した、責任あるビジネスのつもりで始めるわけですよね。
ネットなら市場は世界で、お友達同士の買い合いっこではないのです。

フリーマーケットの意味に誤解はないかな、
(自由に販売できる場所)という意味ではないよ
freemarket じゃなくて 『 fleamarket 』 ですから

いろんなトラブルが各地のフリマで報告されていますが、そのおかげで
手づくり石けんの販売禁止(筋が通ってないもの) をあえて警告する場所もありますね

各薬務課でも、通報は後を絶たないそうで順次対応しているとのこと。

指導が入ると何をしなくてはいけないかというと、販売品の回収や、報告書の提出
HPの閉鎖もしくは改善などだそうです。



苛性ソーダの取り扱いも、移動に関することだけでも色々な側面があります。
復習かもしれませんが参考まで 苛性ソーダの事情


教室をするなら、場所の換気の事 劇物の保管の事、調べたら色々ありました。
教室開催地の関係各所への確認はもちろんしていると思いますが、
ウチの地域はダメです、って言われたりもしますよね。
教室開催や苛性ソーダの保管に関して 消防、警察に報告が必要な事例も。


あと
手づくり石けんの使用期限、1年とする根拠は何?
毎回違うレシピで作り、期限の1年間 検証は?
10個作って10個販売とかいいのかな?

油脂はともかく 
オプションに食品を勝手に転用して、石けんに入れて販売ってどうかな?

商品名は自由につけられないはず、商標権や知財権を知ろう。
コスメ素材にも、配合の基準(体に使うものへの)があることを調べよう。
なにかあった時の責任の所在はどうなのか調べよう。

アレルギーだって怖いですね。
アナフィラキシー   

作成時は手袋使うのでこれも知っておかないと
ラテックスアレルギー

石けん周りの化学も学習しました。
石けん 科学部

環境にいいと思っていたけど、負担もある 
流しているものに目をつぶってはいけない。
排水槽の事

め〜っちゃ いっぱいあって 頭がパンパンになります。

************

いち社会人として、守らなくてはいけないことがたくさんあります。
なにか起こってから、“ええ〜知らなかったよ〜” では済まないこともあるので
なにかを始める前にはきちんと下調べはするべきだなと。


消費者としては法にまもられたいけど、
生産者としては法をすり抜けたいって・・・・・どかな。

石けん作りを楽しみ、ずっと続けていきたい   という気持ちは
ソーパーなら同じではないでしょうか。

決まりがあるなら、守ろう   それだけ
あと、自分を守る ということも考えなくては。
 
後から続く人に何を伝えるかってところもある。
人に教える人ならなお。

あ、あとね、石けんを雑貨で売っても儲かりませんね。
そこは、こちらを参考に。POPさんのおはなし
手づくり石けんを売るという事(必読ですよ〜)

販売することはいいと思います、ただ
ちゃんと整えてからがいいでしょう。

整えるってことを まとめます
*肌に使う石けんを販売する場合は 化粧品製造販売の認可を取るか、
  認可を受けた工場で生産したものを扱いましょう。
*認可がない個人が作ったものは、個人で使い切りましょう。
*台所用石けん(雑貨)の場合は 指定の検査を受け、脂肪酸の含有率表記と
 表示者名・住所(または電話番号)を明確に表記しましょう。



さいごに

解釈の幅 思想の自由、があるので 
他人の文章を読んで どう思うかはその人次第、
ここで論じあうつもりもありませんし、
このブログも世間にとっては一つの情報にしかすぎません。
これを読んだからと言って、わかっているならそれでいいと思います。
私には他人の行動を規制したりする力もありません。

ただ、私が集めた情報の中に、ほかの人が知らなかった事があるかもしれない
気づく事が一つでもあれば いいな と思って書いてみました。

まだまだ情報は集めていきたいと思います。



今日の写真はこれだけだね
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| ソーパーとして知っておくこと | 08:11 | comments(31) | - | pookmark |

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